「歌姫に捧げる詩」 何も恐くはないから、僕の目を見て歌っておくれ、 貴女の歌声があるだけで、僕は敵に向かう勇気が湧くから、 貴女の歌声があれば、僕は敵と戦う力が湧くから、 どうか歌って欲しい。 男は誰も心の中に、歌姫を隠している。 どんなに孤独な戦士でさえ、そっと心に歌姫を宿しているのさ。 僕の歌姫は貴女…ずーと前から心に決めていたんだ。 さあ、歌っておくれ、 貴女の歌声がある限り、僕は世界中を敵に回しても後悔しないだろう。 何も心配ないから、僕の顔を見て歌い続けておくれ、 貴女が歌い続けている限り、僕は戦い続ける事が出来るから、 貴女が歌い続ける限り、僕は貴女を守り通してあげるから、 どうか歌い続けて欲しい。 男は誰も心の中に、歌姫が住んでいる。 酒場で酔いつぶれた老いぼれでさえ、心の中には歌姫が住んでいるのさ。 僕の歌姫は貴女…ずーと前から心に決めていたんだ。 さあ、歌い続けておくれ、 貴女が歌い続ける限り、僕は一生敵から貴女を守り続けるだろう。 藤次郎正秀